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grassgreen―「会話のきっかけレシピ」製作中!
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2008/06/25のBlog
[ 22:16 ] [ 「会話のきっかけレシピ通信」関係 ]
えーまたまた話の途中ですが、近況をば。

ただいま、「会話のきっかけレシピ通信」3号を製作中です。

「会話の~通信」は、紙媒体で「会話のきっかけレシピ」について知ってもらうために作っているフリーペーパーです。
1号・2号はこちらからPDFでダウンロードできます

もともと「会話のきっかけレシピ」はイラストとふきだしで成り立っています。
ですので、「通信」も、極力イラストやマンガを駆使して「レシピ」の雰囲気を感じていただけるようにしています。

前回、会話の苦手な人たちに「大ウケした」「ぽて君は僕そのもの」と絶賛(?)された漫画「ぽて君の雑談お悩み劇場」を今回も掲載予定ですが、現在煮詰まっております。

ストーリーは決まっているのですが中に入れるイラストが思いつかない箇所が2箇所あるのです。うう。

かつて勤めた会社で、上司に
「書類は読んで分かるものではダメ。見て分かるものでないと」
と、言われたことを思い出します・・・。

grass green *bako*
2008/06/13のBlog
[ 14:19 ] [ 「会話の~」誕生秘話 ]
こんにちは。ぽてです。

さて、ようやく本題、「会話のきっかけレシピ」の会話の集め方のお話に入ります。

右の画像が、いちばん最初に他の人たちから会話を収集したカードです。(クリックで拡大)
誰かに話しかけられている絵が2つ描いてあります。

このカードを人数分コピーして、人が集まっているところで配りました。

で、「このように声をかけられた場合、あなたはどんな風に返事しますか?思いつくせりふを書いてみてください」とお願いしたのです。

ところが・・・。皆さんから返って来た返事は、
「相手による」「場合による」

ね。「雑談なんてめっちゃテキトーにやってるよ」と言う人もいますが、テキトーといいながら実は色んな背景を無意識に考慮してやってるのです。決して「本当になんでもいい」のではないというのが分かります。

そこで、とりあえず2パターンの相手を設定し、返事を考えてもらうことにしました。
1)目上の人・敬語で話さないといけない程度の関係 の場合
2)同じ立場~目下の人・タメ口で話す間柄 の場合


今後このブログでは、1)を「フォーマル」、2)を「カジュアル」と表記することにします。

***
ちなみに右の画像、初めて「会話のきっかけ」を収集したカードに書かれているせりふをテキストで書いておくと、
(1)「もう10月か、早いねえ」
(2)「雨ですねえ」

・・・これを描いたのは2005年ですが、僕は当時こんな初歩中の初歩の会話でも、返事が思いつかなかったのです。だから他の人はどんな受け答えをしているのか、知りたかったのです。かなり重症ですね。

さて、どんな返事を収集できたか?ここにいくつか書いてみますね。
(1)「もう10月か、早いねえ」(←これをやったのが10月だったので)
<フォーマル>
・あっという間っスね~。何来て出かけるか悩む時期っスね
・いつのまにか、涼しくなってますもんねえ
・早いですよね。あっという間ですよね
・朝が寒くなってきましたね


<カジュアル>
・今年ももう後2ヶ月だよ。なんか面白いことあった?
・ほんまやな~もうすぐまた正月やな
・秋だね~
・食欲の秋だな~。昼なに食べよう


(2)「雨ですねえ」
<フォーマル>
・うっとうしいですねえ
・イヤですね
・雨ですね~


<カジュアル>
・そうやな~。
・雨って嫌い
・洗濯物干してきちゃった


***
それぞれにちょっとした工夫がみられて、第一回の収集はとても興味深いものでした。
このあと、このようにカードを配っての会話収集を、あちこちで繰り広げることになります。

ぽて
2008/06/09のBlog
[ 20:17 ] [ 「会話の~」誕生秘話 ]
どうもこんにちは。前回のつづきです。

今回は、前回2つ挙げた「雑談のイメージ」のうち、ふたつめの「雑談=気の利いた会話」についてお話します。

これは、そんなに説明しなくても分かっていただけるかと思います。
要するに、「普段自分が交わしている雑談よりも、もうちょっと上手なヤツ」というイメージです。

気の利いた会話、ユーモアにあふれた会話というのは、「基本のちょっとした会話」が出来る人が目指す、いわば次のステップだと思います。

接客業、営業など、普段人と接する機会が多い人は、基本は勿論出来ているので、このような「次のステップ」を目指すことが多いです。
つまり、たくさんのニーズがあるのです。

従って、「気の利いた会話」「ユーモアにあふれた会話」「好感度を上げる会話」「お客様の心をつかむビジネストーク」・・・といったたぐいの本は、既に世の中にあふれるほど売っています。
ためしに本屋へ行ってみてください。棚ひとつぶんくらいあるでしょう。

これはこれで勿論大事なんですけども、私たちが目指しているのはも~~~っと低いレベル。
「気の利いた雑談」は、世の中にたくさんあるハウツー本にお任せしたいと思います。

grass green *bako*
2008/05/28のBlog
[ 08:44 ] [ 「会話の~」誕生秘話 ]
前回の続きです。

「雑談が苦手な人のために、雑談を集めるんだ」と人に言うと、皆さんは普段当たり前に交わしているような会話よりもハイレベルなものを想像してしまうようだ、というところまでお話しました。

その「ハイレベルな雑談」の想像には2種類ありまして、
◆ひとつは、「雑談=内容のある話題」を想像する
◆もうひとつは、「雑談=気の利いた会話」を想像する

今回は、ひとつめの想像をした人を例に挙げて、私が集めたい会話、および、過去の苦い失敗についてお話いたします。

◆◆◆「こんにちは」から「話題」のあいだ◆◆◆
例えば、私が前に紹介した告知メールを読んで、こんなことをメールで教えてくれた人がいました。

「私は、初対面で30代半ばの男性と話す場合は、『おニャン子クラブでは誰が好きでしたか?』と聞くことにしている。たいてい話がはずむ」

そう、これも「雑談」ですよね。

でもですね、この人だって、まさかいきなり
「こんにちは。初めまして。・・・さて、おニャン子クラブでは誰が好きですか?」
と、言っているわけではないと思うのです。
だってびっくりしますよね。いきなりおニャン子と言われても。

「こんにちは」から「おニャン子」までのあいだに何か、おニャン子へと続く助走のような会話をしているはずなのです。私が集めたかったのは、その「助走」なのです。

会話にはステップがあって、
(1)目が合うなどのボディランゲージ

(2)挨拶

(2)’挨拶がわりの軽い会話(時候の挨拶とか、会話そのものに深い意味はない)

(3)内容のある会話、もしくは用件
と、いうふうになるのだと思います。

先ほどの「おニャン子では誰が好き?」はこの中では(3)内容のある会話 になると思います。

「挨拶代わりの軽い会話」を(2)’としたのは、この(2)’は省略される場合もあります。「さっそくですが」と、用件に入る場合ですね。仕事なんかだとそういうことも多いです。

でも、でもですね。
一日人と関わりながら過ごしていたら、交わされるのは用件のある会話だけじゃないですよね。用件のない雑談だけの会話も多いです。

休憩時間や飲み会なんかだと、まさに「おニャン子では誰が好き?」といった話になるでしょう。
そうなると、(2)’挨拶代わりの軽い会話が非常に大事になってくるのです。
私が集めたいのは、この(2)’なのです。

◆◆◆「こんにちは」から「内容」のあいだを省略した日々◆◆◆
何故わたくしがこんなに(2)’挨拶代わりの軽い会話 にこだわっているかというと・・・

勿論、この(2)’がとても苦手だからです。

実をいうと、この(2)’を全くやらずに(1)→(2)→(3)とやっても仕事なんかは何とかなります。

ワタシは(2)’だけでなく(1)ボディランゲージも苦手なんで、(2)挨拶→(3)用件 だけで会社員時代、やってまいりました。
・・・これでも何とかなります。何とかなるからこそ、どうにかリーマンやっていたのです。

でも・・・
やっぱりやりにくかったですね。特に休憩時間とか、飲み会とか、行き帰りで一緒になったとか、人と一緒になる場面で。

恥をしのんで告白しますと、けっこう「こんにちは。・・・・・・・おニャン子では誰が好きですか?」みたいな感じで、挨拶の次にいきなり内容を持って来てしまうことも、よくやりました。

そうすると、相手は怪訝そうな顔をしながら、一応答えてくれます「うーん、新田恵理かな」などと。
しかし、その後、99%以上の確率でこう聞き返されました。

「なんで?」

ああ、このブログではフォントサイズを調整できないのがもどかしい。
ホントにこうなります。(2)’を抜きにして、相手と向き合ったときに唐突に(と、ワタシは思っていませんでしたが、相手からすれば唐突に)「おニャン子では誰が好きですか?」「**さんの習ってる絵画教室ってどこにあるんですか?」「お子さんの**って名前はどんな漢字を書くんですか?」などと聞くと、返事はいつも同じ。

「***だけど・・・なんで?」

もちろん、ここで話は終わってしまいます。し~ん。

相手からすれば、唐突になんの脈絡もなく、こんなふうに聞かれたら「なんかそういうことを聞く必要性があるのか?」と思うのでしょうね・・・・と、今になったら分かります。

当時は分かりませんでした。自分なりに一生けんめい「雑談」をしているつもりでした。
ワタシはこの苦い失敗を重ねた挙句、(2)’の存在と重要性に気づいたのでした。

◆◆◆そして2005年、タイトル変更◆◆◆
とまぁ、このような経緯がありまして、どうも「雑談」という言葉の定義が広すぎるんだな、と思うに至りました。
そして、熟考のあげく「雑談データベース」ではなく、より(2)’を表現していると思われる「『会話のきっかけ』レシピ」へとタイトルを改めました。

つづく

grass green*bako*
2008/05/27のBlog
[ 10:40 ] [ 「会話の~」誕生秘話 ]
さて、2つ前の話の続き。
2005年、「雑談データベース」と称していろんな人から「雑談」を収集しようとしたけどそこからがちょいと大変だった、という話です。

何故大変だったかというと、「雑談」という言葉の持つイメージが広すぎて、私が想定していた「雑談」とは若干違うものをイメージされることが多かったからです。

その説明をする前に、今年の初めに作った「会話のきっかけレシピカレンダー2008」をごらん下さいませ。
私が収集したかったのは、このカレンダーにあるような会話なのです。

「会話のきっかけレシピカレンダー2008」ダウンロード画面へ

↑ここに載っている会話を、いちおうテキストで書いておきます。
・お疲れ様です
・あったかそうなマフラー(コート)ですね
・いつも、この電車なんですか?
・暑いですね~。ちょっと歩いただけでもう汗だらけ
・この部屋に入ってきたら、すごいカップヌードルの匂いしますよ(笑)
・「雨、降ってきましたね」「降ってきちゃいましたねー」
・暑かったり寒かったりで、来ていくものに困りますね~
・「あー疲れた」「早く帰りたいですねー」
・今日は早く帰って**の試合見なきゃ


などなど。

ね。実に実に些細な会話なんです。普段あまりにも当たり前に交わしている会話だから、敢えてスポットがあたらないような。

これは雑談に限らず何でもそうですが、人は「自分が当たり前にやっていること」というのは、省略して考えるものです。

従って「雑談が苦手な人のために、雑談を集めるんだ」と人に言うと、皆さんは「当たり前にやってる会話」ではなく、もっとハイレベルなものをイメージしてしまうようでした。

次回につづきます。

grass green*bako*